* * * * * 2004 New York No.3 * * * * *

2004年7月

2日目後半

July 14, 2004

地下鉄のWall St.駅を降りて、World Trade Centerの跡地へ向かう。
駅周辺には、あの惨事を思い出すような姿は無し。
私があのテロによる大惨事を知ったのは、ベルギーへの出張中だった。
テレビのないOfficeにかかってきた一本の電話。WTCに飛行機が突っ込んだ…まさか。
慌ててCNNなどのサイトにアクセスするもつながらず、分かるのは文字情報だけ。
WTC was collapsed. collapse…崩れる。思わず間違いじゃないかと何度も辞書をめくった。
まさか…、その様子を見たのは夜、出張者を迎えに行った空港のテレビだった。
その夜は、ベッドに入らず部屋のソファに横になって、一晩中CNN Newsを見ていた。

ある一角を曲がると巨大な跡地が見えてきた。金網に囲まれた大きな大きな穴だった。
広いような狭いような、こんな所にあのツインタワーが建っていたのか。
前回訪れた時には、地下には大きな地下鉄の駅、そしてShopping Mallとなっていた。
ツインタワーの中には、TKTSも入っていたため通った。タワーの下で写真も撮った。
NYのどこから写真をとっても、あののっぽの二つのビルは見えていた。今はその面影は全くなかった。

グランドゼロ

周りのビルは現在も修復中。
以前にWTC近くで入ったレストランのあったビルも壊れていた。 金網の周りは一周できるようになっていて、パネルでWTC建設の時からの歴史が紹介されていた。

グランドゼロ

すでに観光化されているこの場所。笑顔で写真を取る観光客も多く、あの時の痛みを感じることは出来ない。 花束やメモリアルの品物はほとんどない。一つだけ日本語のメッセージが書かれたものがあった。 ここで働いていて亡くなった方宛てだった。

グランドゼロ

廃材で作られた十字架。ここでなくなられた方全員の名前が入ったプレートも飾られていた。 日本人の名前はいくつも見つけることが出来た。

グランドゼロ

この大穴の中には、Path Trainの駅が出来ている。すでに新しいビルの建設も決まっているとかで、 そのアイデアも紹介されていた。
復旧はしなければならない、でもこの痛みはみんな忘れてはいけない。

どうしてこんなに悲しいことが起きるのか。この悲しみがさらなる悲しみを産む。
早く戦いはやめて欲しい。世界の平和を心から祈った。

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