第5章 脳梗塞・ガン 4
家族で話し合い、コロに生きる気力が無くなった時、その時の手段として考えようと。
そのコロの頃は、そんな辛い状況の中でも食欲だけは今まで通り。
病気用の見るからにまずそうな缶詰、その上続く下痢を止める薬が効かなくなったためにバリウム
(レントゲンを取るときのあの液体です)を直接餌にかけることにより便を硬くしていたのです。
そんなひどい食事なのに朝晩しっかり食べ続けるコロ。まだ死ぬ時ではない!
コロもまだ生きたいと思ってる!それなのに、私たちの判断で命を絶たせるのは間違っていると、
そう思いました。普段はほぼ意識が無いような状態で眠りつづけ、夜になると徘徊をはじめる状態でした。
夜中、私がコロの側について身体をさすり、なるべく動かないようにして、
朝方両親が起き出すころにコロも私も眠りにつくような生活がしばらく続きました。
コロの症状は日に日に悪くなっていきました。
そして1998年9月27日、一切食べ物が喉を通らなくなりました。
口の中に食べ物を入れても、全て吐き出します。
翌28日には水さえも飲めなくなり、全て胃液とともに吐き出すようになりました。
息も絶え絶えで苦しそうです。来るべきときが来たと思いました。
人間であれば病院に入院して、酸素マスクをして面会謝絶のような状態でしょう。
もう助ける方法は残されていません。あとは、どのように楽にしてあげるか…。
そして1998年9月29日の夕方、食べることも飲むこともできず意識もなくやっと息をしているコロを病院に連れて行きました。
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