第4章 近寄る病魔
コロが来た当時、フィラリア虫に冒されていたとは思えないほど、とても元気でした。
ただ、散歩で少し走ったとき、遊んでいて興奮したときなどに、変な咳をします。
それもかなり苦しそうな咳。気にはなっていたものの、元気だったのでそのまま普通に過ごしていました。
あるとき、いつものように家の中で遊んで興奮したときに、突然体を硬直させて悲痛な顔をしました。
でも、ほんの数秒で普通に戻ります。何が起こったのか全くわかりませんでしたが、その痛そうな状態は頻繁に起こります。
時々痛みに耐えられないような"キューン"と小さな悲鳴をあげながら痛みをこらえていることもありました。
あまりに頻繁にその状態が起きるので病院で検査を受けることになりました。
レントゲン・心電図と色々な検査を受けたところ、その痛みの原因は不整脈であることがわかりました。
先生の説明によると、フィラリア自体の駆除は成功したものの、フィラリアがいた心臓の傷は元通りにはならず、
それが原因で不整脈が起こってしまったようです。心臓が穴だらけだったのでしょう。
注射でその痛みをとめ、薬で不整脈を抑えることになりました。
その薬はその後のコロの生涯ほとんどの間、飲み続けることになりました。
不整脈が強く出るときは薬を多く、調子が良くなると少なくし、様子を見ながら服用を止める。
その繰り返しです。人間と一緒ですね。その薬のおかげでコロは散歩も旅行にも行けました。
私達はコロを連れていろいろな所に行きました。コロは車に乗るのが大好きでした。
ブーブーに乗って行こう!(犬と話すとき、どうして幼児言葉になるのでしょう?)と声をかけると、
ちぎれんばかりに尻尾を振って喜びます。コロと出会った新潟をはじめ、海・山、
どこに行くにもコロはいつも一緒。毛がふわふわしていておとなしいコロは、どこへ行っても人気者でした。
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